Collection, Wrist Watches (Etc.)


■ HAMILTON "Piping Rock" Chronograph
Hamilton ハミルトンのパイピングロックのクロノグラフで、手巻き。パイピングロックは、NYヤンキースのワールドシリース優勝記念モデルなどで有名だけれど、クロノは珍しいようだ(ハミルトンのカタログに載っていないとか)。ちなみに私の持っている時計の中で最も高額。というのは結納返しでもらったものなのだ。某雑誌でこの時計の存在を知り、とても気になっていた自分は、このチャンスを逃さなかった(笑)。なんといっても機械式クロノとしては驚異的に小さいケースに魅かれた。さらには、ノスタルジックなデザイン、ひかえ目ながらも高級感漂う雰囲気等、個性的なところがよい。友人の結婚式など特別な機会にしか使うことのない、一番大切な時計だ。[1998/2/12]


■ TAG-Heuer 2000
TAG Heuer タグ・ホイヤー2000シリーズのクォーツ。ケースと同じ銀色のシンプルなダイヤルが気に入っている。当時、転勤があって、その赴任手当を使ってアメ横で購入。私はあまり高価な腕時計は買わない(買えない)ほうだったのに、これはアメ横価格でも7万円くらいした。スーツにダイバーズウォッチというのは抵抗があったけれど、これは極シンプルだし、適度にイバリが効くのもあって、しばらくはオンもオフも毎日これしかつけなかった。しかしさすがはメジャーなタグホイヤー。周りに同じようなのをつけている人が多かったため、スウォッチを愛用するようになってからはほとんどしなくなった。しかし夏の海やプールなんかでは、やはりこれの出番。なんだかんだいって一番タフで信頼できるのだ。[1998/2/12]


■ TIMEX Camper
TIMEX 大学生時代、つまり貧乏なときに購入。キャンパーというモデルで手巻きで5000円くらい。ベトナム戦争時代のアーミーウォッチのレプリカで、TIMEXならではのチープな感じ(実際、値段もチープ)が気に入った。軽いのと気を遣わなくていいのとで、スウォッチを愛用するようになる前は、休日なんかは結構これをしていた。余談だけれど、最近会社の後輩がこれを欲しがっているというので、見せてやったところ「実物見たら、なんかチャチいですね。」と言われた(笑)。[1998/2/12]


■ MORTIMA
Mortima モルティマというフランスの、ちょっとマイナーなメーカーの、手巻きで1万円くらい。就職1年目に購入。実はモルティマはこれが2本目。1本目は金メッキのケースのやはり手巻きで結構気に入ってたのだけれど、ゼンマイを巻いてるときにリューズがもげてしまった(笑)。なので2本目のこれは、巻くときにかなり気を遣っている。ちなみに今はほとんどつけていない。やはりスウォッチとかのクォーツにくらべ、手巻きでカレンダー付きというこれは、たまに使うと日付を直すのが面倒なのだ。[1998/2/12]


■ CITIZEN
Citizen 現在手元にある中では唯一の国産。手巻きで年代不詳。祖父が使っていたものだけれど、形見とかではなく(祖父は今も健在)、私が大学生のときにシンプルでかっこいいと目をつけ、それまで自分が使っていた安物のクォーツを祖父に押し付け、せしめたもの。でも祖父はゼンマイを巻く手間が省けて喜んでいた(笑)。けっこう長いこと使われていたようで、しかも百姓仕事のときもつけていたのか、かなり傷だらけだ。ガラスは少しヒビがいってるし、ダイヤルに汚れもある。しかし、クォーツ全盛の当時に手巻きの機械式であることや、レトロな見た目が気に入っている。[1998/2/12]

※追記[2002/1/20]
昨年の10月4日、祖父が亡くなった。享年91歳。ついにこのシチズンが形見になってしまった。ここしばらく使っていなかったこの時計、祖父の死後ひさしぶりにゼンマイを巻いてみた。はじめは快調に動いていたのに、やがて止まってしまった。もう一度ゼンマイを巻きなおしてみると、手応えがない。ゼンマイが切れたようだ。一瞬呆然とする。そして少し、泣けてきた。祖父の顔を思い出しながら、いつか時計は直してやろうと思った。


■ ELGIN
ELGIN インターネット・オークションサイトのeBayで購入。ご覧の通り相当古いシロモノで、おそらく1920年から30年代製と思われる。手巻きで、ちゃんと動くのだけれど、リューズがちょっとグラグラするのと、ゼンマイを巻いているとたまに「バキッ」という気になる音がしたり、いつ壊れてもおかしくはないという感じだ。最初 eBayで見つけた時、オーソドクスなトノー(樽)型のケース・デザインと、いかにもな感じのアラビア数字のレタリング、そして何ともいえないヤレた感じが気に入った。しかしイザ実際手にしてみると、予想以上のヤレ具合であった(笑)。ちなみにエルジンというのは、第2次大戦前後にハミルトンやブローバなどとともに隆盛を極めたアメリカのブランド。eBayでは、このようなアメリカのアンティーク・ウォッチの出物が数多く、しかもとても手頃な価格であり、狙い目だ。[1999/10/25]


■ BULOVA TYPE A-17A
BULOVA TYPE A-17A (Front)BULOVA TYPE A-17A (Back)
最近、ちょっと古いミリタリーウォッチにハマっていて、eBayで毎日のように出物をチェックしていたのだけれど、ついに一本買ってしまったのがこれ。1950年代のアメリカ軍のパイロット/ナビゲーション用で、ミルスペックNoは MIL-W-6433A、通称 TYPE A-17A である。メーカーはブローバで、TYPE A-17Aとしてはポピュラーなもの(他にエルジン、ウォルサム製などがある)。小さいがごついケースに、大き目のリュウズが特徴的。アメリカ軍パイロット用腕時計といえば、第2次大戦時の TYPE A-11が有名だが、前に書いたように、TYPE A-11がフライトジャケットでいえば A-2とすれば、この TYPE A-17Aは MA-1というところか。さて、これはリュウズの根元や長針の先などに若干サビがあるものの、ガラスに傷はほとんどないし、ケースもダイヤルもきれいで、全体的にコンディションはかなりよいと思う。なお、最初は明るいグリーンの布製ベルトがついていたのだけれど、もっとハードな厚手の黒革に白いステッチのついたベルトに交換した。それも新品のベルトはどうも浮いた感じがしたので、全体にヤスリがけという荒業を施し、なかなかよい雰囲気になったと自己満足。[2000/2/5]


■ BULOVA ACCUTRON ASTRONAUT
BULOVA ACCUTRON ASTRONAUT いつかは欲しいと思っていたアキュトロンのアストロノートを、とうとう手に入れた。川崎の某ショップで実物を見て以来、ずっと気になっていた時計だ(このアストロノートという時計については、こちらで詳しく紹介)。購入先はいつもの eBayで、やはり国内のショップで買うよりはリーズナブル。アストロノートはいくつものバリエーションがあるのだけれど、買うならこのSSケースで黒ダイヤルにペンシル針、そしてこのデザインのブレスレット(注1)のやつと、こだわっていた。そのわけは、昔のアキュトロンの広告でよく見かけるアストロノートがこのタイプだからで、たぶんこれこそがオリジナルモデルと思い込んでいる。本当のところは不明だけれど、まあ今はとにかく個人的に大満足。そして例の「ヒーン」というアキュトロン独特の動作音(注2)に耳を澄ましてはウットリしている状態(笑)。[2000/4/19]

注1: その棺に似た形から、よくコフィン・リンク・ブレスと呼ばれる。
注2: あるいは「キーン」。一般には「ヒューン」とか「ブーン」とか言われるが、私にはこう聞こえる。


■ LOUVIC DE LUXE
LOUVIC このルービックのミステリーダイヤルは、腕時計のメーリングリスト(Watch ML)のイベントの賞品として戴いたもの(関係者の皆様、その節はどうもありがとうございました)。スイス製の薄い手巻きムーブメント(17石)で、シンプルでいて、でも時針代わりのダイヤがちょっと派手という、微妙なバランスがなかなか。実は1950年代のルクルトにこれとソックリな時計があって、つまりこれはそれのコピーなのだけれど、そういうシャレがきいた感じが楽しい時計。[2000/6/8]


■ BULOVA ACCUTRON SPACEVIEW
BULOVA ACCUTRON SPACEVIEW アキュトロンの代表モデル、スペースビュー。Yahoo!オークション(ヤフオク)で購入。チャプター・リングつきのオリジナル・スペースビューで、いわゆるコンバージョンものよりは値がはるモデルだけれど、電池切れという条件で出品されていたため、相場よりはだいぶ安く落札できたと思う。1964年製にしてはケースなどのコンディションもよく、精度もなかなか。ただしバンドはかなり使い込まれていたので、手持ちのものに交換。あとは、eBayで同年代のアキュトロン純正の尾錠(送料込みでウン十ドルもした)も手に入れた。それにしてもこのアキュトロンのメカニズムは、見ていて飽きないものですね。[2002/1/20]


■ FOSSIL LED
FOSSIL LED これもヤフオクで買った、フォッシルのLEDモデル。もちろん、あのパルサーのパクリ(笑)。でも本物の1/10くらいの価格にしては雰囲気はけっこうあるし、闇夜に輝く赤い文字はやはり相当カッコイイ。しかしこの大きさ+重さで、いまどきのデジタルには標準装備のストップウォッチやアラームなどの便利機能は一切なし。それどころか時刻も分単位までしか表示できない(本家パルサーは秒まで表示可能モデルあり)。さらにその時刻を表示するのにいちいちボタンを押さないとダメという面倒くささ(これは本家パルサーも同じ)がたたって、今ではめったにつけておりません(笑)。[2002/1/20]


■ MODOCONS Talking Watch
modocons モッドコンズというトーキングウォッチ。エディフィスやジャーナルスタンダードなどのセレクトショップやイデーなどのインテリアショップ、あわせて11のショップのコラボレート・モデルで、私はジャーナルスタンダードで購入。REGLEXというフランスのメーカーが、1981年に発売した世界初のトーキングウォッチがモチーフになっているとのこと。REGLEXっていうのは知らないなあと思い、この手の時計のバイブル「エレキウォッチ大図鑑」をひもといてみると、さすがちゃんと載っていた。なるほど確かに似ている。トーキングウォッチなるものを実は初めて手にしたのだけれど、なかなか楽しい。これが機械式のミニッツリピーターだったら最低ウン百万はすると思うと、同じ機能でこれは安いものである。しかしなかなか公衆の場では恥ずかしくて、あまり使えないのが残念。しかもこの時計、上のパルサー風フォッシルよりまだ大きい。これもデザインのうちとは思うけれど、ちょっと持て余してしまう。[2002/4/27]


■ ROLEX GMT-Master
ROLEX GMT-Master 1970年製のロレックス・GMTマスター(Ref.1675)。購入の動機や経緯については、こちらを。ちなみに買ってからすでにちょうど1年になる。思いがけずロレックス・ユーザとなった私は、本屋に行くたびにロレックス関連の書籍をあさってはその多さに驚いている。これが例えばアキュトロンだと、全くというほど資料がなくて苦労するのに(笑)。また、革ベルト用にロレックス純正の尾錠も買った。そういうアフター・マーケットもロレックスは豊富で、いろいろ楽しみがある。[2004/2/14]


■ CASIO G-SHOCK (new!)
CASIO G-SHOCK カシオGショックのDW-5700-1JFは、いわゆるスティング・モデルの復刻版。以前から私はGショックの中では唯一スティングが欲しかったのだけれど、ブーム当時はスティングのオリジナルの相場価格は5〜10万円もして買えなかった。それが数年前にこの復刻版が出て、微妙にデザインが違ったりしているものの雰囲気はなかなかで、ちょっと気になっていた。そして最近の暑さのせいでラクな時計が欲しくなり、とうとう購入。以来、オンはGMTマスター、オフはスティングと、我ながらかなり流行遅れだなあと思いつつ(笑)、使い分けている。[2004/7/24]



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